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実力主義社会で享受されるリアリティーショー
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(www.nbc.com)

皆さんアメリカのテレビ事情はご存知でしょうか?こちらでは数年前から「リアリティTVショー(Reality TV Shows)」というジャンルの番組が大流行しています。これは、ドラマや映画などのフィクションに比べて、一般の人々の姿をそのまま映し出す手法を使った演出です。有名なもので、「フィア・ファクター(Fear Factor)」、「アメリカンアイドル(American Idol)」、「サバイバー(Survivor)」等があります。

フィア・ファクターは一般から参加者を募り、蜘蛛の群れの中に手を突っ込んだり、虫を食べたり、アクションスタントなどといった課題を与え、勝ち残ったカップル(男と女のペア)に賞金を与える、というもの。アメリカン・アイドルは、これも全米の一般人からオーディションをし、次のポップスターを掘り出そうという番組です。なんとなくイメージは沸いたかと思います。

日本でも「電波少年」や、題名は忘れましたが、随分と前ナインティ・ナインの司会でテレビ東京がモーニング娘結成のオーディションをやっていた番組も素人を題材にしていましたね。そういえばアメリカ横断ウルトラクイズもその部類ですね。もしかしてリアリティショーって日本発のアイディアだったりして。その辺り、機会があれば調べてみようと思います。

そして、アメリカのリアリティショーの殆どに共通していることが、「生き残り」をテーマにしていることです。一般から応募者を募り、競争させて誰が王座を勝ち取るか、といのと、そのプロセスを描き出します。挑戦者は大抵一つ屋根の下で、脱落するまで他の挑戦者達と同じ暮らしをします。当然友達もできるのですが、競争の過程で敵対関係になり、互いに侮蔑し合ったりします。そういったどろどろの人間関係が大勢の人に受けている大きな要因の一つのようです。

その中で、最近注目を集めているのがNBC局の「ザ・アプレンティス(The Apprentice)」と「ザ・コンテンダー(The Contender)」です。どちらも同じプロデューサーが手がけています。そして、ちょうど先週ザ・アプレンティスのFinal Winnerが決まりました。最後のEliminationは数時間の生中継で行うという大々的な取り上げようで、番組の盛り上がり様を示しています。

この番組はドナルド・トランプというビリオネヤーの不動産王が経営するトランプ財団の運営するプロジェクトマネージャーの地位を勝ち取るというもので、全米から応募者を募り、番組を始めるにあたって16人の候補者に絞ります。そして16週間かけて誰がビジネスリーダーとして優れているかのコンペティションを放送します。今回は3シーズン目で、今まで二人の実力者が実際にトランプ氏に雇われていて、つい先週その3人目が決まったというわけです。

競争する方法として、二つの組織(チーム)に別れ、各チームのプロジェクトマネージャーを一人ずつ決めます。そして、同種同業のプロジェクトをそれぞれ担当し、売り上げや企画の売り込みなどを競います。時には新しい種類のハンバーガーの売り上げ数を競ったり、リーバイスのカタログを作ったり、ペプシーコーラのボルトのデザインを手がけたりします。

この番組のおそらく最も視聴率の高いシーンが、毎週一人脱落者をきめる場面なのですが、負けた方のリーダーとその人が選んだ2〜3人のチームメンバーがボードルームに揃い、その中からトランプ氏が名指しで「君は首だ!(You're fired!)」と直接解雇の通達をするのです。これはさすがにかなりの緊張感が演出されています。最初これを観たとき、「何だこのおっさん、偉そうに!」という感情が沸き起こりましたが、その時は彼が世界に名を誇る億万長者だとは知りませんでした。ちなみにこの人自伝も多く出しています。

人を首にするというのはかなりネガティブな行為ですが、この番組を観てなかなか得られない教訓も発見できます。主には、人間関係においての事なのですが、プロジェクトマネージャーになるということは、人を動かすということで、人種、年齢、性別、生まれ育った場所などの社会的背景の違う立場からくる、視点、価値観の違い、バイオリズムの違い、感情の食い違いをまとめなければなりません。

プロジェクト遂行において、まず、ビジョンと方法論のない者達が真っ先に切り落とされ、先にはイニシアティブ、クリエイティブ、リーダーシップを持っているものが生き残ってゆきます。そして何よりも、これは個人的な印象ですが、人の扱い方、関係の持ち方を知っている者がどうやら最後まで生き残るようです。人をぞんざいに扱う者、仲間との協調性に欠ける者、コモンセンスに欠くもの、ねたみを招きその存在に気付かない者、感情をコントロールできない者はどうやら生き残っていません。

そして、先週、その過酷な競争を勝ち残った、凄く魅力的な女性がトランプ財団に加わることになりました。その話を次回にしようと思います。そして、来週ザ・コンテンダーのフィナーレですので、その話もできたらなあ、と思います。

リファレンス
ロゴ引用 WWW.NBC.COM. The Apprentice. http://www.nbc.com/nbc/The_Apprentice/
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